筋肉の良い状態・悪い状態
筋肉は周りにある血管、血液から酸素や栄養素を貰って症状のない良い状態を保つことができます。
筋肉に疲労が蓄積してしまうと筋肉が硬く太くなってしまい周りの血管を圧迫してしまいます。
そうすると酸欠状態、栄養素不足の状態になってしまい、その結果筋肉が硬くなって発痛物質が出て痛みを感じるようになってきます。
効果的な温度は?
お風呂にしっかり浸かることで筋肉の周りにある細かい血管(毛細血管)がひろがります。
血管が開くと酸素や栄養素が血液に乗って筋肉に十分に送り込まれます。同時に老廃物を流していきます。
ここで大事なのが温度です!
血行を良くするためにはリラックス状態(副交感神経優位)にしなければなりません。副交感神経が優位になるには38℃~41℃とされています。
42℃以上になると活動的な状態(交感神経優位)になり血管が収縮し筋肉も緊張してしまうため、筋肉を休めることができなくなります。
効果的な時間は?
お風呂に浸かる時間はだいたい10分~15分程度が効果的です。
長く浸かり過ぎるとエネルギーを使ってしまい疲れてしまいます。
また体に必要な成分まで流されてしまい、乾燥肌になる原因にもなります。
逆に短すぎると身体は十分に温まっていない状態なのでしっかり休めることが出来なくなります。
身体の深部まで(内臓まで)温めるには20分浸かることが必要とされています。
深部の筋肉まで温める為にも10~15分は浸かるようにしましょう。
最後に
お風呂1つで筋肉の状態が変わります。
痛みを改善するため、また予防するために適切な時間と温度で入浴してみてください。