腰痛の原因とは
多くの方が腰痛は【身体の歪み】や【ヘルニアなどの神経の圧迫】からくるものだと思っているのではないでしょうか?
実はそれは大きな間違いです!!
腰痛の本当の原因は筋肉にあります!!!
腰の周りには多くの筋肉がついています。
立っている姿勢や座っている姿勢を維持するために働く『脊柱起立筋』
姿勢の維持や背骨の安定性に働く『多裂筋』
身体を横に倒したり捻る時に働く『腰方形筋』
股関節を深く曲げる時、体幹を前から支える際に働く『腸腰筋』
これらの筋肉がデスクワークや立ちっぱなし、長時間の運転や電車での移動、重たい物を持ち上げたり野球やゴルフでのスウィングなど日常生活動作において徐々に負担が蓄積していくと痛みの原因となってしまいます。
そもそも筋肉は周りにある毛細血管の血液から酸素や栄養素を供給されることで柔軟性のある良い状態を保っていますが、デスクワークや運転、立ちっぱなし等長時間同じ姿勢を維持していると常に筋肉を使っている(=収縮している)状態なので周りの毛細血管を圧迫し血流が悪くなってしまいます。そうすると筋肉自体が酸欠・栄養不足状態になり、元の柔らかい状態に戻ることができず柔軟性のない硬い筋肉になってしまいます。
逆に重たい荷物を持ち上げるために何度も屈んだり、野球やゴルフスウィングなどで常に動かし続けていると筋肉には疲労物質が溜まっていきます。疲労物質は筋肉への酸素や栄養素の取り込みを妨害してしまうため、疲労の溜まった筋肉は硬いまま柔らかい状態に戻れなくなってしまいます。
このように、動かなさすぎ・動かしすぎにより硬くなった筋肉は次第に発痛物質を産生し、身体の危険信号として痛みを出してしまいます。これを医学用語でトリガーポイント(=痛みの引き金となる筋肉の硬さ)と言います。
このトリガーポイントこそが腰痛の本当の原因です!!!
なぜ痛み止めでは治らない?
病院で痛み止めを処方されて飲んでいるけど全く痛みが取れない!という経験はありませんか?
実は、痛み止めは血管を収縮させ痛みの物質が伝わるのを防いでいるのです。
ということはトリガーポイントが原因の腰痛に関しては良くなるどころかますます筋肉を緊張させてしまいますよね?
また、痛み止めは一時的に痛みを止めるための対症療法ですので根本が治るわけではありません。痛み止めを飲んで痛みが無くなっている間に治ったと勘違いをして筋肉に負担をかけてしまうと逆に症状を悪化させてしまうことにもなります。
これが痛み止めでは治らない理由です。
しかし、中には痛み止めの服用が必要な場合もあります。それは痛みがきつく日常生活にも支障がでる場合です。
痛みというのはかなりのストレスにもなりますし、痛み自体を我慢することで更に筋肉を緊張させ血流を悪くしてしまいます。
我慢できないほどの痛みがあり、日常生活やお仕事に支障が出る場合は我慢せずに痛み止めを飲むことをおすすめします。
痛み止めは使い方によって良くも悪くもなりますので、何を目的にするのかを考えた上で使用して下さい!
腰痛を根本的に治すには?
では腰痛を根本的に治すには何が重要なのかをお話ししていきます。
腰痛の原因や痛み止めについてお話したように、トリガーポイントを取り除く為には血流の改善が一番重要です!!
血流を改善する為には手技治療(いわゆるマッサージ)も必要ですが、手技治療だけでは筋肉の深部の血流は改善できません。
当院では深部から血流を改善し、早く痛みが解消されるよう針治療やレーザー治療、ハイボルト治療も併用して行なっています。
腰痛は日常生活での筋肉への負担の蓄積が原因ですので、痛みが完全に無くなっても繰り返さないようにするために日頃から適度な運動やストレッチ、また入浴方法なども意識すると更に良いです!!
特にこれからは気温も上がりクーラーによる冷えやお風呂に浸からずにシャワーで済ますなど、血流が悪くなる原因にもなりますので是非これを機に意識してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
腰痛の原因はトリガーポイントという筋肉のしこりです。
腰痛を根本的に取り除くためには痛み止めや湿布といった『対症療法』よりも『根治療法』でもある血流の改善が重要です。
そもそもなぜ痛みが出たのか、どこが痛みの原因になっているのかをしっかりと把握し治療することが大切です。
腰痛でお困りの方は一度当院にご相談下さい!