坐骨神経痛とは?
そもそも坐骨神経というのは、腰から太もも、ふくらはぎを通って脚にかけて走っている神経です。
坐骨神経痛は正式な病名ではなく、この神経のラインに沿って痛みや痺れを引き起こすものを総称した名前になります。
ネット上では坐骨神経が圧迫されて痛み、痺れが出ると書かれていますが、実際はそうではありません。
神経は痛みを伝えるルートになので途中で圧迫などの障害を受けると麻痺がおこり感覚がなくなるか、思い通りに動かせなくなってしまいます。
では何が原因なのでしょうか?
本当の原因は坐骨神経に沿った筋肉、筋膜のこわばりや短縮です。
代表的な筋肉でいうと、小・中殿筋やハムストリングスです。
これらの筋肉は動きが少ないため、自分で意識してストレッチして伸ばしたり、運動したりする事が大切になってきます。
ストレッチや運動をする事で筋肉のポンプ作用が働き、良い状態を保つことができます。
また、ケアも一緒にしていくことで痛みや痺れの予防にも繋がります。
普段出来ることと注意
筋肉は20分〜30分同じ姿勢を続けると硬くなってしまう性質があります。
仕事中、生活の中で立ちっぱなし、座りっぱなしが続くと痛みや痺れを引き起こす原因になってしまうので、15分程度で1度動かしてあげたり、ストレッチすることが予防に繋がります。
また、予防にとても大切な事は水分補給です。
私たちの身体のなかはほとんどが水分でできています。
水分が不足してしまうと血液がドロドロになり、血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなってしまうと、筋肉に酸素や栄養素を十分に運べなくなるので痛みや痺れを出してしまいます。
1日にだいたい1.5ℓくらいは水分を摂るように心掛けてください。
この時摂る水分は、ミネラルウォーターが理想です。
コーヒーや紅茶、緑茶などはカフェインが含まれており、利尿作用で水分を摂っても尿として排出されてしまうので注意して下さい。
まとめ
普段の生活でできることはたくさんあります。
少し気を付ける、意識するだけで痛みや痺れの予防につながります。
日常生活、お仕事中にぜひやってみて下さい。