立ちっぱなしと腰痛の関係
私自身、日々の施術に当たらせている中で、重い荷物を持ったりしていないのに何で腰痛になるの?
という質問を患者様から頂くことがあります。
よくよく話を聞かせて頂くと日常生活で立ちっぱなしの仕事をされていることが原因になっていることがあります。
立っている時、人間の身体は主に骨と筋肉でその姿勢を維持しています。
筋肉というのは身体を動かす時にのみ使っていると思われがちですが、
姿勢維持筋と言って同じ姿勢をしている時によく働く筋肉が腰回りにはたくさんあります。
姿勢維持筋は姿勢を維持するために負担が蓄積し老廃物や疲労物質が蓄積しているのにもかかわらず、
動かさないことによって血流が悪くなり、老廃物や疲労物質を血流により循環させることが出来なくなってしまいます。
その結果一か所に蓄積してしまい、凝り固まって腰痛を発症してしまいます。
実際に当院に来院される患者様も重い物を持つことで腰痛になられる方よりも、
同じ姿勢が長時間続くことによって発症される方の方が多いですし、慢性的な腰痛の割合も多いです。
このようにして立っているだけでも腰には負担が掛かり腰痛を発症してしまいます。
立ちっぱなし腰痛の効果的なストレッチ方法とは?
ストレッチの方法にはたくさんありますが、
立ちっぱなし腰痛に私がお勧めするのは「動的(どうてき)ストレッチ」というものです。
ストレッチには大きく分けて2種類あり1つが動的ストレッチ、
もう一つが静的ストレッチというものです。
動的ストレッチ
主にスポーツをする前に行われます。
筋肉を運動前に多方向に動かすことによってスムーズに動くようになり柔軟性も高まります。
静的ストレッチ
主にスポーツをした後にクールダウンとして行われ筋肉痛を和らげる効果があります。
やり方は関節を痛みの出ない所まで引き伸ばし、数十秒キープするやり方です。
一般にストレッチというとこちらをイメージされる方が多いです。
なぜ動的ストレッチがお勧めかというと
動的ストレッチをすることで筋肉の伸び縮みを最大限まで行なうことが出来ます。
そして、筋肉のポンプ作用を利用し、老廃物や疲労物質を流すことができます。
さらに短時間でも実施することが出来るので、継続しやすいストレッチだからです。
動的ストレッチのやり方
1. 足を肩幅程度に広げ、腰に手をあてて腰を反らせます。
2. 同じ姿勢で今度は左右に腰を回します。
1. 椅子に腰掛け、腰に手をあてます。
2. はじめに、おへそをのぞきこむように腰を丸めます。
3. 次に胸を張るように腰を前に反らせます。
4. 息を止めずにゆっくり繰り返してください。
まとめ
動的ストレッチは1度行ったからといって効果が継続するものではありません。
立ちっぱなしが続いて腰に痛みが出る前だるいなと感じた時からやっていくことが大切です。
みなさんもぜひ試して見てください。
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