トリガーポイントとは?
トリガーポイントとは、指で押した際に感じる筋肉の硬さやしこりのことです。
これらのしこりは血流を妨げ、様々な痛みを引き起こす原因となります。
トリガーポイントはしこり自体が痛みを発生させるだけでなく、しこりのある部位以外の部分でも痛みを引き起こします。
家事やデスクワークで筋肉を動かさない状態が長時間続くと筋肉が固まりやすくなり、血流不足・トリガーポイントの発生を促進させて、トリガーポイントができやすくなります。
各部位別のトリガーポイントの見つけ方
トリガーポイントは、指を肌に滑らせるように少しずつ動かしていくと硬さや痛みを感じる場所が見つかるはずです。
そこがトリガーポイントです。
トリガーポイントは首、肩、臀部などの各部位ごとに見つけ方が異なります。
以下にそれぞれの部位別の見つけ方を紹介します。
・首のトリガーポイント
見つけ方:浴槽の縁や椅子の背もたれ、指を使って首に圧力をかけます。
トリガーポイントがある場合、ごりごりとした感覚があります。
ほぐし方:指を使って首のトリガーポイントをほぐします。
筋肉のごりごりとしている部分を強く押しすぎないように注意しながら5秒ほど押し続けます。
・肩・肩甲骨のトリガーポイント
見つけ方:鎖骨の先端の下部と肩の骨とがくぼんでいる部分を押します。
肩甲骨の周り、骨と筋肉の境界に重点を置いて押すようにしましょう。
肩甲骨に手が届かない場合は、仰向けの状態に寝ころびテニスボールを肩甲骨と床の間に置き、ボールを動かしながら気持ちの良い場所を探りましょう。
ほぐし方:首のトリガーポイントと同様に指を使って肩のトリガーポイントに圧力をかけます。
肩甲骨は指で押すのが難しいため、テニスボールを使いほぐしていきます。
仰向けの状態でテニスボールを身体と床の間に挟み、体重をかけながらゆっくりと圧力をかけていきます。1か所につき20〜30秒を目安に、1日3回程度行いましょう。
・臀部(お尻)のトリガーポイント
見つけ方:お尻の中心やお尻の少し外側に圧力をかけ、トリガーポイントを見つけましょう。
ほぐし方:お尻は指で押すのが難しいので、テニスボールをお尻と床の間に挟み、転がすように動かしてほぐしていきます。
部位に関わらずトリガーポイントの対面にある部位の筋肉をトレーニングすると効果的です。
例えば背中にトリガーポイントがある場合は、お腹の筋肉(腹直筋)を鍛えることで腰への負担が軽減されます。
トリガーポイントをほぐす際にテニスボールを使用する場合は、力加減やマッサージにかける時間をかけすぎると筋肉を痛める原因となりますので、注意が必要です。
痛気持ちいい強さで圧力をかけ、1か所につき20~30秒を目安に1日3回程度の実施を推奨します。
指でほぐす場合は1か所につき20秒を1日10回程度がお勧めの目安です。
トリガーポイントができる原因
身体の痛みの原因となるトリガーポイントは何故発生するのでしょうか?
トリガーポイントができる主な原因は筋肉への血流不足です。
長時間同じ姿勢を続けたり、筋肉を過度に使いすぎることで筋肉の柔軟性が失われ血流が滞り、酸素や栄養素が不足していくことでトリガーポイントは発生します。
特に日常的にデスクワークや立ち仕事、力仕事をしている方は注意が必要です。
加齢や生活習慣の変化もトリガーポイントの発生に関与します。
加齢に伴う筋肉への負担増加や、生活習慣の乱れからくる筋膜の癒着がトリガーポイントを引き起こす要因となります。
トリガーポイントは早期に取り除くことが症状の慢性化を防ぐ上で重要です。
トリガーポイントから自身の症状を見極めるためにも、トリガーポイントの見つけ方・ほぐし方について理解しておきましょう。
平川接骨院/針灸治療院院では
ここまでトリガーポイントの原因や見つけ方、ほぐし方をご紹介しましたが、トリガーポイントには筋肉内にしこりがない場合でも痛みを発症する時があります。
それはトリガーポイントの「関連痛」と呼ばれる特徴で、しこりがある筋肉とは別の場所で痛みを発症する症状です。
自分でやっても症状が改善されない方はぜひ一度、トリガーポイントの専門院 平川接骨院/針灸治療院にご相談ください!
平川接骨院/針灸治療院では商標登録もされている“トリガーポイントリセット整体”を提供しております。
お客様の痛みの原因となるトリガーポイントを正確かつ効果的に見つけ出し、ほぐすことで慢性的な痛みも根本的に改善させていきます。
また、当院では国家資格を持つ施術者が専門的な知識と技術で施術を行っています。
治療後にはセルフケアについて丁寧に説明し、お客様ご自身でもケアができるようサポートしておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。