トリガーポイントとは
「トリガーポイント」の「トリガー」とは引き金という意味です。
痛みの引き金になっている筋肉の硬さのことを医学用語で「トリガーポイント」といいます。
ピストルの引き金を引くと弾が遠くまで飛ぶように、トリガーポイントを押すと響くような痛みが出るのが特徴です。
トリガーポイントはなぜできるのか
そもそも筋肉は、周りの毛細血管から酸素や栄養素をもらうことで柔軟性のある良い状態を保っています。
しかし、同じ姿勢の維持や同じ動作の繰り返しにより特定の筋肉を収縮させることで、収縮した筋肉が周りの毛細血管を圧迫し、血流が減少した結果筋肉が虚血状態になりトリガーポイントが形成されます。
また、筋肉が損傷した場合、損傷した部分が腫れますが、その腫れ自体が周りの血管を圧迫することで虚血状態になりトリガーポイントが形成されます。
トリガーポイントの特徴
・トリガーポイント自体が痛みや痺れの原因になる。
・トリガーポイントから離れた場所にも痛みや痺れを飛ばす(=関連痛)。
トリガーポイントが引き起こす症状
・痛み(腰痛、背部痛、頭痛、歯痛など)
・痺れ感(ジンジン、ピリピリなど)
・めまい
・耳鳴り
・冷え
・むくみ
・眼精疲労
・全身疲労
・筋力低下
・関節の可動域制限
・痛覚過敏
・不定愁訴(だるい、異和感)