シンスプリントは安静が一番か?
シンスプリントの脛骨(すねの骨)の過労性骨膜炎とも言われています。
その原因となるのがふくらはぎの内側にある筋肉の柔軟性の低下によりその部分に負担がかかるからだと言われています。
なので治療自体は主に骨膜と筋肉に行う必要があります。
そして、治療は骨膜に対するものと筋肉に対するもので分かれます。
まず骨膜に対する場合、炎症が起きている為無理に触ると帰って炎症を悪化させてしまう可能性がある為安静が必要です。
ただほとんどの場合骨膜まで炎症が起こっている事は少なく筋肉の異常な緊張による、筋肉そのものの痛みが出ていることが原因であることが多いです。
ですので、骨膜に負担がかからないように安静にしつつ、そこに負担をかけている筋肉には早期に治療を行う必要があります。
早く治す方法、治療とは?
シンスプリント初期の痛みが強く、炎症が起きている場合はアイシングを行います。
アイスパックや氷水で凍傷しないよう気をつけながら10分から15分かけてしっかりと冷やしてあげて下さい。
そしてどうしても動かなくてはならない場合はテーピングなどで足関節を固定しふくらはぎに圧迫を加えてあげるのが良いです。
これで炎症を抑え、筋肉による負担がかからないようにしていきます。
次に2日から3日経つと炎症も治まってくるのでマッサージ治療を行い硬く柔軟性の低下した筋肉を元の状態に戻していきます。
炎症が治まっただけでこの筋肉の緊張が残っていると結局すぐにまた症状を繰り返してしまいます。
またハイボンテージ治療や針治療といったものも行い、手では届かない深部の筋硬結へアプローチする事でより早く、確実に症状は回復していきます。
ハイボンテージ治療には大きく分けて二つの効果があり、一つは局所の深いところにある痛みの感覚をダイレクトに軽減させていきます。
そしてもうひとつは筋ポンプ作用といって筋肉を直接運動させることによって新しい酸素や栄養素の入った血液わ送ることでエネルギーが作られ元の柔軟性を取り戻していくというものです。
針治療にも同じく痛みを和らげる効果と血流改善の効果がある為シンスプリントの治療には非常に効果のあるものです。
まとめ
このようにシンスプリントの治療では負担をかけないように安静にしつつ、原因となる筋肉には早期に治療を行う必要があります。
そのうち治るだろうと放っておくと症状は悪化し、治りにくくなりますのでお気をつけください。