手根管症候群とは?
手根管症候群とは
手に見られる神経障害の一つで、指先にまで行く神経が手首の当たりで、靭帯あるいは骨と靱帯で囲まれた空間を通過する過程で機械的な圧迫や絞扼を受けることで起こる障害です。
わかりやすく言うとトンネル内を通っている電車がトンネルの事故により電車に障害を起こしているような状態です。
その症状は、初期では親指や人差し指のしびれ、徐々に中指、薬指と拡がってくることが多いです。
悪化してくると感覚がなくなってきたり、力が入りにくくなることもあります。
治療の原則は手の使い過ぎに注意して、安静を保つことです。
整形外科などでは手関節の固定や局所の麻酔剤や手根部の開放手術になどが行われています。
手がしびれる本当の理由
前述の通り、一般的には手根管症候群とは神経の圧迫によるものと考えられています。
最近の研究では神経が途中で圧迫されてもしびれは、症状として現れないということも分かってきています。
実際に神経が圧迫されているのならば、強く腕を押し続けても神経を圧迫をすることができますよね?
この場合すべての人にしびれが出ないとおかしいとは思いませんか?
神経が圧迫されたらしびれが出るというのは実は矛盾があります。
ではしびれの原因は他には何が考えられるのでしょうか?
本当の原因は筋肉が硬くなって出来てしまったトリガーポイントにあります。
手首から肘にかけて腕の部分にはは多くの筋肉が存在します。
筋肉は繰り返し使い続けることによって疲労し硬くなります。
トリガーポイントが出来ると痛みだけでなくしびれを起こすことがあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
すべてのしびれなどの症状が手根管症候群とは限りません。
手術を進められているけど実はしたくない方や日常生活でお悩みの方は是非一度当院を受診してください。