腱鞘炎が湿布だけでは治らないのはなぜ? | 京都平川接骨院/鍼灸治療院グループ

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腱鞘炎が湿布だけでは治らないのはなぜ?

目次

腱鞘炎とは

手や指の使い過ぎやスポーツによって腱鞘に炎症が起こり痛みが出る状態です。

 

腱鞘炎のとは、筋肉の伸び縮みを指まで伝えていくの様なものです。

その糸がずれないようにトンネルの役割をしている腱鞘があります。

 

 

手指の使い過ぎ、スポーツなどの負担の積み重ねによって腱鞘が肥厚してしまい腱を圧迫してしまっていたり、親指の使い過ぎのよって腱鞘とその中を通る腱が擦れ炎症が起こってしまいます。

 

 

 

症状としては親指側に痛みが出たり腫れたり、親指を広げたり動かすと痛みが出たりします。

 

 

 

 

この時に使っている腱は腱鞘の中に2つあります。

1つは長母指外転筋、2つ目は短母指伸筋です。

この2つ筋肉は親指を上にあげる時(親指を伸ばす時)や外に広げる時に特に使われます。

 

 

湿布の効果

シップは大きく分けると冷シップ温シップの2種類あります。

 

 

冷シップは冷たさを感じるメントール配合で、皮膚感覚で冷たさを感じます。

熱感、腫れ、発赤などの炎症が起きている場合に適しています。

 

 

温シップはトウガラシの成分であるカプサイシン配合で、皮膚感覚で温かさを感じ、皮膚表面の温度を上昇させて血行を良くしてくれます。

 

 

 

皮膚感覚で温度の違いを感じますが、実際には温めたり、冷やす効果はほとんどありません。

 

ただ、2種類とも消炎・鎮痛・鎮静の効果があるため人によったら痛みが和らいだ感じがします。

 

 

根本的に治すには

腱鞘炎では患部に熱感があったり腫れている場合は冷シップを貼っていただき、熱感や腫れがない場合は温シップを貼っていただくことをお勧めします。

 

ですが、シップを貼ることは対処のみになるので根本的に治るものではありません。

 

 

 

根本的に治すには先ほどお伝えさせていただいた長母指外転筋短母指伸筋という筋肉を治療する必要があります。

 

 

日々のお仕事デスクワークやスポーツなど手や指を酷使し続けてしまうと筋肉は硬く、太くなってしまい周りにある細かい血管を圧迫してしまいます。

 

 

圧迫されると筋肉に必要な酸素や栄養素が供給されなくなり痛みを引き起こしてしまうので、酸素や栄養素を筋肉に送り届け良い状態にするために当院ではトリガーポイント治療、鍼治療、ハイボルト治療を行っています。

 

 

まとめ

腱鞘炎を根本から治すためには治療をしていく必要があります。

 

 

その場しのぎのシップに頼らず痛みなく生活ができるように改善していきましょう。

 

 

 

林 宏和

本記事の文責
平川接骨院/針灸治療院グループ

林 宏和

経歴

  • 2007年4月 平川接骨院 入社
  • 2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
  • 2018年6月 平川接骨院 本院 院長
  • 2019年4月~ 人材部部長

関西で16店舗の平川整体院グループ人材部部長
業界歴15年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

  • 柔道整復師 鍼灸師免許取得
  • 体表解剖学研究会 修了
  • 社内体表解剖研修 担当
  • ハワイ大学人体解剖研修 修了
  • 韓国大田大学人体解剖研修 修了

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