手術で手の痺れが取れない理由
皆さんは手の痺れが出た場合病院へ行くとまずレントゲンで頚椎(首の骨)を調べられ、ヘルニアがあるとヘルニアが原因、脊柱間狭窄があれば脊柱間狭窄症と診断されるはずです。
そして原因は神経が圧迫しているからだと説明を受け、程度によっては手術が必要と診断されやむを得なく手術をする方もおられます。
しかし、残念ながらその中には手術をしたにも関わらず手の痺れが取れない方が沢山いらっしゃいます。
それはなぜなのでしょうか?
実は痺れの原因が神経ではなく筋肉の血行不良(トリガーポイント)にあるからです。
そもそも頚椎にある脊髄神経というのは感覚を感じるところではなく、感覚を脳に伝える幹のようなものでそこを圧迫されたからと言って痺れを感じるわけではありません。
感覚を感じ取る場所はその脊髄神経から枝分かれした末梢神経と言われる細い神経の末端、レセプターと言われる所です。
そしてそのレセプターは筋肉にも張り巡らされており、使いすぎた筋肉が血行不良になっていることを感じ取り、脳に電気信号を送るのです。
手の痺れを治すための治療法とは?
要するに痺れを解消するには筋肉の血流を解消する必要があります。
筋肉は痺れの症状を起こしている際硬く縮んだ状態になっています。
この時筋肉は栄養を与えている毛細血管を圧迫されてしまい元の状態に戻れなくなっています。
ですのでこの場合筋肉の血流を改善する治療が必要となります。
例えば固まった筋肉を伸ばすストレッチやマッサージ治療、鍼治療、ハイボルテージ治療があります。
ストレッチやマッサージは筋肉を直接人の手でほぐし広い範囲で血流を改善することが出来ます。
また筋肉でも深部にある筋肉に対しては手では届きにくい所もある為、鍼治療やハイボルテージ治療といったものを使い根本から血行不良の筋肉をもとの状態に戻していく必要があります。
まとめ
痺れにより辛い思いをされている方は沢山おられます。
その中で筋肉に原因があると知らずにいろんな病院を転々としている方がほとんどです。
ヘルニア、脊柱管狭窄症などと診断され薬で痺れを抑えているだけの方は是非一度筋肉の状態を確認して頂き事実を確認してみて下さい。