肉離れとは
急激に筋肉が収縮した際に筋肉や筋膜の一部が損傷したことを肉離れと言います。
好発しやすい部位とスポーツは、
・ハムストリングス(太ももの後面)… 陸上短・中距離、アメフト、野球、バレー、バスケなど
・大腿四頭筋(太ももの前面)… サッカー、バレー、バスケなど
・腓腹筋(ふくらはぎ)… 陸上中・長距離、サッカー、テニス、バドミントン、野球、バレー、バスケなど
が多く挙げられます。
損傷程度によりⅠ度『筋肉間損傷』・Ⅱ度『部分断裂』・Ⅲ度『完全断裂』に分類され、損傷程度によって症状や治療過程も違ってきます。
肉離れの原因は筋肉の柔軟性の欠如です。
筋肉は伸びたり縮んだりをスムーズにできることが正常な状態です。
この時筋肉の周りにある毛細血管から酸素や栄養素が供給されています。
供給されることによって筋肉は伸びたり、縮んだりすることができるのです。
しかし、肉離れはスポーツなどをしていて、筋肉が伸びきっている時に急に縮もうとすることで起こってしまいます。
日々の練習などですでに疲労している状態で瞬間的に大きな負荷がかかった時に起こりやすくなります。
肉離れにならないように普段からメンテナンスや予防のためにストレッチをしていただくことをお勧めします。
もし肉離れになってしまったらどうすればよいのか、、、対処法についてお伝えしていきます。
肉離れの対処法
初期治療として最も効果的なのは受傷後48時間はRISE処置を行うことです。
RISE処置
Rest(安静)...損傷部位の腫れや血管などの損傷を防ぐことが目的です。
Ice(冷却)...細胞壊死と腫脹を抑えることが目的です。15~20分氷嚢をあて冷やし、40~1時間氷嚢を外すのを繰り返します。
Compression(圧迫)...患部の内出血や腫脹を防ぐことが目的です。テーピングや弾性包帯で軽く圧迫し固定します。
Elevation(挙上)...腫脹を防ぐ、軽減を図ることが目的です。心臓より高い位置まで挙げてください。
また、痛みを早く取り除くためには早期に適切な治療を行うことも重要になってきます。
筋肉に対して治療すると筋肉内の細胞を刺激し、その刺激によって細胞が活性化し筋肉に必要な酸素や栄養素が修復を助けてくれるのです。
早期回復のためこれらはとても重要です。
まとめ
スポーツで起こることが多い肉離れは早期処置、適切な治療が必要になってきます。
肉離れでお困りの方は是非一度ご相談下さい。