呼吸に大事な【肩甲骨】について
まず、みなさんに質問です。
人は1日に何回呼吸をしていると思いますか?
答えは、、、
約22000回です!
これだけの回数を毎日絶えず行なっているという事は
間違った呼吸をしていると身体の様々なところに悪影響を及ぼしてしまうということです
例えば、呼吸は”姿勢”にも関係しており
呼吸の仕方1つで猫背になったり反り腰になったりします。
私も実際に正しい呼吸が出来ず、慢性的な肩こりを引き起こしていました
この先の記事も実体験を踏まえながらお伝えしていきますね
肩甲骨
肩甲骨(けんこうこつ)はみなさんご存知でしょうか?
背中に羽のようについている左右にある骨です。
(下図の青くなっているところ)
この肩甲骨の動きが呼吸に大きく関係しているのです。
それはなぜか?
呼吸は、肺自身がふくらんで縮んでを繰り返しているのではないからです。
肺には筋肉がないため、
肺を取り囲んでいる胸郭(肋骨、胸椎・胸骨)や
肩甲骨、横隔膜たちが呼吸のサポートをしているのです。
胸郭には、
肺が入っており、
息を吸うと肺に空気が送り込まれ膨らみます。
そして、
息を吐く時は、
周りの胸郭、筋肉の働きによって、圧力を受け、肺が縮み空気が出ていきます。
本来は、息をすると肺とともに胸郭が拡がり、
肩甲骨はその胸郭の拡がりを邪魔しないように
肩甲骨は内下方にうまく移動します。
しかし、
猫背の方や、周りの筋肉が凝り固まって
胸郭・肩甲骨の動きが悪くなると、うまく胸郭が拡がらず、
肺に十分に空気が送り込まれなくなります。
(私はまさにこの状態で、たまに息苦しくなってしまう時もありました…)
呼吸をスムーズに行なう為にも、
まずは肩甲骨の周りにある筋肉の柔軟性をアップさせることで、
筋肉が柔軟性を取り戻し
肩甲骨の動きも改善され、呼吸がしやすくなります。
正しい呼吸・間違った呼吸
正しい呼吸をお伝えする前に・・・
ここでいう正しい呼吸とは、あくまで安静時の呼吸です。
呼吸は身体が勝手に調整するものなので
思いっきり走った後に肩をあげてハァハァする呼吸は
その時にとってはもちろん正しい呼吸になります。
では早速!
安静時の呼吸(例えばデスクワークをしている時や家でリラックスしてテレビ・スマホを見ている時等)
で理想的な呼吸をお伝えします。
まず皆さん自分の呼吸をチェックしてみましょう!
*お腹と胸にそれぞれ手を置き5秒で息を吸い5秒で息を吐く
これを何度か繰り返してみて下さい。(仰向けに寝ると分かりやすいです!)
どうでしょうか?胸とお腹、が膨らんでいるのを感じましたか?
お腹・胸の膨らみが同時に行われていることが理想的、正しい呼吸です。
逆に間違った呼吸は・・・
・肩を上げて息を吸っている
・腰を反らして息を吸っている
このような方は要注意です!
このまま間違った呼吸を続けてしまうと
私のように、息がしにくい等の症状が出てくるかもしれません!
ですので、次にお伝えするケア方法を必ず実践してみましょう!
実際にケアをして実感している事として
・肩こりを感じにくくなった
・姿勢が少しずつ良くなっている
・気持ちが前向きになった(もともとは驚くほどネガティブな性格です…笑)
・疲れにくくなった
など、身体にとってうれしいことばかりです
ケア方法
寝る前の深呼吸
まず私が毎日行なっているのは寝る前に深呼吸をすることです。
この時にポイントになるのが【鼻呼吸】です。
(鼻呼吸はメリットが沢山ありますので詳しくはまたお伝えしていきますね♪)
鼻で5秒吸って一度止めて、5秒かけてゆっくりと吐く
これを10回行なっていきます。
これを寝る前に行なう事でリラックス効果が得られ、睡眠の質もUPします!
※最初は、苦しくなるかもしれませんが
無理をせず少しずつ秒数を伸ばしていきましょう!(私も最初は全然できなかったです。笑)
肩甲骨の動きをよくする体操
呼吸は、肺だけでなく、
肺を取り囲んでいる胸郭(肋骨、胸椎・胸骨)や
肩甲骨の動きが深く関わっているとお伝えしました。
今回は肩甲骨の体操を2つお伝えします。
動画でもお伝えしているので是非一緒にやってみてください!
私も毎日しています!!!
朝1番にすると胸郭がしっかり拡がりスッキリした気持ちで1日をスタートできますよ♪
肩甲骨体操①
肩甲骨体操②
最後に
いかかでしたか?
呼吸の大切さを少しでも感じていただけましたか?
呼吸は、姿勢だけでなく、脳や血液の循環機能など
人が生きていく上で重要な役割を担っています!
また次回以降呼吸についてもおつたえしていきますので楽しみにしておいてください!