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下部肋骨と腰骨(腰椎)から骨盤まで付いている筋肉で、左右の腰方形筋が作用すると腰を反らせ、左右どちらかの腰方形筋のみ作用すると作用した方に身体を倒します。(側屈する)
腰方形筋が腰痛を引き起こす状態とは、腰方形筋にトリガーポイントが出来ている状態です。トリガーポイントとは、筋肉内の筋肉のシコリのことです。筋肉は血管から酸素や栄養素をもらって伸びたり縮んだりしています。筋肉に負担がかかり続けると筋肉は太くて硬い状態になります。(力こぶを入れた状態)
その状態が続くと筋肉内に血管から酸素や栄養素が運ばれにくい状態になるため、トリガーポイントが発生します。トリガーポイントが発生するとトリガーポイントが発生している場所に痛みが出現するのはもちろん、トリガーポイントが発生している場所以外にも痛みやしびれ、だるさといった症状を引き起こします。
このように原因の場所と違う場所に痛みなどの症状を引き起こすことを関連痛といいます。 腰方形筋の痛みの場所や関連痛領域は図の通りです。 (お尻や太ももの外側に痛みやしびれ、だるさが出現するのが特徴です。)
腰方形筋の働きの一つとして、腰を反るという動作があります。これは立っている状態から腰を反るということだけでなく、物を持つ際など身体を起こす動作や重いものを持っている際に身体の位置を保持させるためにもこの腰方形筋は作用します。
なので、日常的に物を持つことが多かったり、中腰での作業が多い方は必然的に腰方形筋に負担がかかっていることになります。また、腰方形筋は方側だけ働くと身体を方側に倒す作用があるので、日常的に方側に身体を倒しての作業が多い方は方側の腰方形筋に負担がかかり続けていることになります。
例えば、ペンキを塗る動作など、(右にバケツを置いて右でペンキを塗る際に身体を右に倒すなど。)日常的にも方側だけ身体を倒していることは意外と多いです。
このように身体を反るや身体を側方に倒すなどの動作を日常で繰り返している方は、腰方形筋にトリガーポイントが発生して、トリガーポイント由来の腰痛やしびれ、だるさを引き起こすことがあります。
腰方形筋の痛みの特徴として、奥深くに感じる背下部痛、不定期に起こる刺すような鋭い痛み(痛みは休息時に感じられる場合もあるが、通常は座っているときまたは立っているときに最もひどくなることが多い)、睡眠困難、ベッドで寝返りをうつ動作やベッドやいすから起き上がる際の動作が困難、咳やくしゃみをするときの強い痛みなどを感じることもあります。 痛みは、腰にも出現しますがお尻や太ももの外側に感じることがあります。
腰方形筋の施術は基本的にはうつ伏せで行います。腰方形筋は脊柱起立筋という大きな筋肉の奥にあるため、側腹部からアプローチします。奥深い筋肉なので、腰方形筋のトリガーポイントを探り当てることは容易ではなく、高度な触診技術が必要となります。経験の豊富な施術者でもアプローチが難しい筋肉です。なので、施術されるたことのある方はあまりおられず、腰方形筋のトリガーポイントにあたった際には「それです!」と患者様の方から言って頂けることが多いです。
当院では体表解剖研修(体表から的確に筋肉を触診する研修)の時間を多く取り入れていますので、当院の施術者は腰方形筋を的確に触診することができます。ご安心ください。 腰方形筋への施術は手技の施術だけでなく、ハイボルト施術や鍼施術などより深部にアプローチできる施術方法が大変効果的です。
私の腰痛や臀部痛がもしかして、腰方形筋かも…と思った方は、是非当院にご相談ください。 当院は腰痛施術に実績のある接骨院グループです。
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