野球肩になる原因とは?
2025/02/16 | カテゴリー:最新情報, スタッフブログ
野球をしていて肩が痛くなっている。投げる瞬間に痛い。腕を回すときに痛い。普段は痛くないが、ボールを持って投げると痛い。そのような症状を感じておられる方いませんか?
それは「野球肩」の可能性が高いです。
実はこの野球肩は、筋肉が原因になっています。肩の関節というのはローテーターカフという回旋筋腱板を使って動いています。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という筋肉からなっています。この筋肉達の酷使によって筋肉が硬くなり肩の前方や後方に負担がかかり、痛みが出るのです。
野球肩の治療では、投げるどの瞬間に痛いのかで、治療する筋肉が変わってきます。
たとえば上図のコッキング期で痛む場合は腕を後に引く際に、前の肩甲下筋が引っ張られることで、負荷がかかり肩の前方に痛みを出してしまいます。肩甲下筋の治療をするには特殊な技術が必要になりますのでなかなか治療をされることのない筋肉です。特に鍼治療では、肺の近くにある筋肉ですので、特殊な技術が必要です。
上図の加速期、リリース期で痛む場合は、ボールを離す際に、後の棘下筋、小円筋に負担がかかり、肩の後方に痛みを出してしまいます。この棘下筋、小円筋の治療には鍼治療が有効的です。
いずれにしても、「野球肩」の治療には、手技治療はもちろんですが、鍼治療がかなり効果があります。当院では、野球肩経験者の施術者が多数おりますので、肩甲下筋の特殊な技術のいる治療もしています。
野球肩でお困りの場合、当院にご相談下さい。