変形性膝関節症を繰り返さない治療法
2025/02/04 | カテゴリー:スタッフブログ
変形性膝関節症の診断を受けてから、どのような治療をすれば良いのかお困りの方は沢山おられると思います。
実際に治療はいくつもあり、どれも間違いではないと思います。ただ原因が膝の筋肉にできたトリガーポイントである場合は治療法によってなかなか完治に至らず、痛みを繰り返してしまいます。
では変形性膝関節症の際に行われる治療がどういったものなのか、どうすれば根本的な治療(繰り返さない)になるのかをお伝えしていきます。
変形性膝関節症の場合最も多いのは痛み止めの注射だと思います。注射の中にはステロイド注射やヒアルロン酸注射などがあり、実際に注射をしてから痛みが楽になったと言われる方ももちろんおられます。しかし、よくよく聞くと「痛みを繰り返している」「定期的に注射はしないといけない」という声を皆様からお聞きします。つまり、痛みは一時的に楽になるがまた繰り返している。ということが事実としてあります。
ステロイド注射には炎症を抑える働きがあり、炎症を起こす関節包などに作用します。
もしこの関節包の炎症による痛みの場合、ステロイド注射で痛みは取れると思います。しかし、痛みが繰り返される場合原因は膝周りの筋肉にできたトリガーポイントであることがほとんどです。
ヒアルロン酸注射も同様に痛みの感覚を軽減させるものではありますが痛みがトリガーポイントである場合は根本的に改善できるものではありません。
画像を見せられると「確かに変形している」「関節の隙間がない」ということにショックを受けられるかもしれませんが、何度もお伝えしているように軟骨で痛みが出ることはありませんのでご安心ください。
なかなか治らない方は一度トリガーポイント治療についてご相談ください。
注射の他に「筋肉をつけるように」と言われてトレーニングに励む方がおられます。こういった方も一つ間違えると痛みを繰り返してしまうので気を付けなければなりません。
確かに筋肉がある方が膝の力は強くなります。しかしこの筋肉がトレーニングばかりでメンテナンスがされていない場合逆効果になってしまいます。
さらに痛みを感じている状態でさらに膝に負荷をかけるためトリガーポイントによる痛みの場合一気に状態も悪化してしまいます。ですので画像だけの診断で、注射をやり続けたり、いきなり筋力トレーニングをするのは非常に危険といえます。
事実当院では変形性膝関節症と言われた方々も多く来院されております。長年できなかった正座ができるようになった方もおられます。このままずっと痛みと付き合っていかなくてはならないと不安になられている方は是非ご相談ください。
久我の杜院 梁川