ばね指が治らない方は必見!本当の原因とは?
2025/02/22 | カテゴリー:スタッフブログ
ばね指はネットで検索すると腱鞘炎の症状の一つと記載されています。
朝起きると指が曲がったまま伸びにくい、伸ばすと痛みが出るといった症状が出ます。
まず腱鞘炎の腱とは、筋肉の伸び縮みを指に伝える糸のようなものです。
そして腱鞘とは、腱の位置がずれないように固定するトンネルのようなものです。
デスクワークや、最近ではスマートフォンなどで親指を使い過ぎると腱は、腱鞘の中を何度も行き来することになります。そうすると、腱と腱鞘がこすれ続くと炎症が起こります。これが、腱鞘炎になる原因です。
ではこの炎症が無くなるとばね指は治るのでしょうか?
その答えはNOです。
実際症状を訴えておられる方は2年や3年と長期になっている方も少なくありません。
ここで理解する必要があることとしては痛みは炎症と筋肉の緊張で起こるということです。
炎症とは細菌、外傷、やけどなどに対して生体が起こす防御的反応と記載されています。
確かにこの時の炎症で痛みが出ることは納得できます。
しかし一般的に使われる炎症という言葉が余りにも広い意味を持ってしまっています。
長年の使い過ぎによって手首に炎症が起きて痛みが出る。ということもよく書かれています。
炎症反応がなくても痛みは起きます。
それが筋肉の緊張による血流障害の痛みです。
筋肉の使い過ぎによって内部の血液の循環が悪くなり酸欠状態を起こします。
この状態が続くとセンサーが反応して痛みとして脳に伝わります。
つまり炎症ではなく筋肉から痛みが出ているのです。
腱鞘炎の場合「炎」と呼ぶのでどうしても炎症がイメージされてしまいます。
治療方法は手術をするか、手を使わずに安静にすることとありますが実際手術をするのも恐いし安静にすることもできない。
治らないのか。と諦めてしまいそうですが筋肉の治療をすれば改善はできます!
手術をしても治らないケースもありますし、安静にすると筋肉が余計に硬くなり治らないです。
ばね指を起こすのはその局所ではなく離れたところに問題が起きます。
指を曲げる筋肉と指を伸ばす筋肉です。
図のように筋肉は肘辺りからたくさん付いています。
特に手のひらだけではなく腕の筋肉が固まって伸び縮みしにくい状態になっています。
この筋肉の酸欠状態を解消することでばね指が治っていきます。
当院では安静にするだけや電気治療ではなく根本的にばね指の治療を行います。