ドケルバン病の治療法とは
2025/02/14 | カテゴリー:最新情報, スタッフブログ
今回はドケルバン病の治療法について説明します。
まずドケルバン病とは手首の周りにある筋(腱)が炎症を起こして痛みが出現している状態のことです。
ドケルバン病の原因として代表的な筋肉に【短母母指伸筋】と【母指外転筋】という筋肉があります。
どちらも手首の親指の付け根を通る筋肉です。
短母指伸筋は親指を伸ばす筋肉で、母指外転筋は親指を開く筋肉です。
なのでドケルバン病が起こりやすいのは親指をよく使用したり、手首を動かす動作が多い方に発症しやすいとされています。
特に、パソコンを使用する頻度の多い方、赤ちゃんを抱っこする機会の多い出産後の方、家事で手をよく動かす方に多いとされています。
これらの筋肉(腱)は手首のところで腱鞘というトンネルの中を通ります。
このトンネルを通るところで炎症を生じ、痛みを引き起こします。
過度にこの筋肉に負担が加わるとこのトンネルの中で炎症が生じます。
その結果トンネルを通る筋肉が肥厚したり、またはトンネルの幅が狭くなったりして痛みが慢性かしたり再発を繰り返したりします。
①固定
ドケルバン病を発症する方は日々手の指や手首を多用しています。使用しないことが一番の治療法ですが現状難しいと思います。
そこで日常生活に支障のない程度に動きを制御したり、または筋肉をサポートすることで過度に指や手首にかかる負担を軽減させることが出来ます。具体的な方法としてはテーピングでのサポートやサポーターを使用します。
まずは炎症を抑えることが大原則です。
②原因の筋肉に対するアプローチ
ドケルバン病の原因である短母指伸筋や母指外転筋のトリガーポイント(筋肉内のしこり)に対して治療を行います。
筋肉を使用すると筋肉は硬くて太い状態になります。(例:肘を曲げた時の腕の状態《力こぶ》)
その状態が長く続くと筋肉の周りの血管が圧迫されて、筋肉に必要な栄養素や酸素が血管から入って来にくい状態になります。
栄養素や酸素が入いりにくい状態が続くと筋肉内にトリガーポイントが出来ます。
トリガーポイントができると筋肉全体の柔軟性が乏しくなったりトリガーポイント自体が痛みを発したります。
なので筋肉に出来たトリガーポイントを治療することがドケルバン病を完治させる上では非常に重要です。しかし指や手首を動かす筋肉は多数存在し、しかも、筋肉一つ一つが大変細く触り分けるのが非常に困難です。
指や手首の筋肉のトリガーポイントを見つけるためには高度な動診や触診の技術が必要となります。
しっかり筋肉に対しての知識や治療技術を要している治療院での施術をお勧めします。
当院はドケルバン病などの日常的な動作に支障が出るような痛みの治療も得意としています。
痛みを根本的に取り除き再発しないようなお身体を目指した根本施術をしています。
このぐらいの痛みなら…。と軽く考えていると気づいた時には痛みで家事や仕事が出来ない…なんてことも良くあります。
もしかして…と思ったらすぐに京都市平川接骨院にご相談下さい!!
平川接骨院 佐野哲也