オスグッドを早く治すためには?
2025/02/02 | カテゴリー:スタッフブログ
10~15歳の成長期に、跳躍やボールを蹴るなどのスポーツで、膝を酷使し過ぎると発生します。
この時期は急激に軟骨から骨に成長する時期です。
大腿四頭筋は、太ももの前面にある筋肉で、膝を伸展させます。
膝を伸ばす動きの繰り返しで、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して、脛骨結節を牽引するために、脛骨結節に過剰な負荷がかかり、成長軟骨部が剥離することで生じます。
症状としては、脛骨結節が徐々に突出してきて、痛みが出ます。
時には、赤く腫れたり、熱を持ったりします。
休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。
成長期の一過性の症状で、成長が終了すると、多くは治癒します。
スポーツを控えることが大切と言われていますが、スポーツを控えることが本当の治療法で、それ以外の治療法はないのでしょうか?
治療法はあります!
成長期だから、同じ年の子全員に症状がでるかというと、そうではないはずです。
では、オスグッドを発症する、しないの差はどこにあるのか?
それは大腿四頭筋の硬さです!
硬くなってしまっている筋肉にはトリガーポイントができているので、トリガーポイントを取る治療をすることで、筋肉の血流が良くなり、筋肉が柔らかくなります。
また、トリガーポイントを取るだけでは、スポーツに復帰した後、また痛みを繰り返す可能性もあります。
辛い痛みを繰り返さないためにも、ストレッチなど日頃から硬くならないようにケアすることも大事です。
成長期が終わるのを何もせずただ待っているよりも、きちんと治療をして早くスポーツに復帰しましょう!