腰椎分離症の正しい考え方
2025/02/04 | カテゴリー:お知らせ, スタッフブログ
腰椎分離症という言葉をご存知でしょうか?
腰椎分離症とは10代のスポーツをする学生に多く発生します。
簡単にいうと腰の骨の一部が骨折している状態です。
一般の方の5%、スポーツ選手では30~40%の方に見つかると
言われています。
症状は腰を反らすと痛い、運動すると痛くなる(安静にすると痛くない)
鈍痛などです。
自分の子が急に腰が痛いと言って病院に連れていくと腰の骨が折れていると言われ
基本的に骨がくっつくまで硬いコルセットを付けて安静にすることが治療法と言われています。
この腰椎分離症と診断された場合スポーツは止めて安静にしなさいと指導されます。
確かに骨折があるので安静にするべきと考えるのが一般的です。
しかし、動かしながら治っているケースもあるので必ずしも安静が正解とも言い難いです。
この腰椎分離症と診断された時にどこが痛いのか?
ここを確認することが非常に大切です。
本当に骨が折れていて痛みが出るのであれば骨そのものに痛みが出るはずです。
しかし実際に話を聞いてみるとほとんどの場合全然違う場所を訴えてきます。
折れているという事実と痛みが違うところにあることを示しています。
痛みを持っている方が病院でレントゲンやMRIで検査を受けます。
しかし痛みがない場合でも、腰椎分離症は見つかります。
つまり、骨が折れていること自体が痛みの原因ではないということです。
この見た目と症状の違いがまだまだ理解されていないのです。
もう一度主な症状を見てみましょう。
腰を反らすと痛い、運動すると痛くなる(安静にすると痛くない)、鈍痛などです。
運動するときに私達は何を使いますか?
筋肉ですよね。数多くの患者さんを診てきましたが、ほとんどの場合この筋肉が原因で痛みが出ています。
図を見てください。これは腸腰筋と脊柱起立筋という筋肉です。
これらの筋肉は腰を反らすときに働きます。
スポーツをするだけではなく普段の授業中の座り姿勢でこの筋肉に負担が蓄積していきます。
負担の蓄積は筋肉を動かすときと動かさない時にも起こります。
同じ姿勢を維持するときにも筋肉は使い続けています。
この負担の蓄積で筋肉の中の血流が悪くなり、だるさや痛みが出てくるのです。
この痛みを出している筋肉をトリガーポイントと呼びます。
ここまでご理解頂いたように骨自体を治すことはしません。
むしろ痛みが出ている場所の治療をしていきます。
当院ではトリガーポイントの治療と日常でのケアの方法、繰り返さないために根治を目指します。
ただ安静にしている事で治癒力を妨げる可能性もあるのでできる限りスポーツをしながら
治療を行って行きます。
分離症でスポーツを引退した患者さんもおられるぐらい多くの方が苦しんでいます。
もし治りが悪くスポーツ復帰に時間がかかっている場合はいつでもご相談ください。
上桂平川接骨院 森岡