アキレス腱の痛みを取り除く方法
2025/02/15 | カテゴリー:スタッフブログ
アキレス腱炎とはその名の通り踵に付いているアキレス腱の炎症です。
アキレス腱炎はスポーツ競技で頻回に発症するスポーツ障害ですが、ある統計ではマラソンランナーにおけるランニング障害の約10%を占めると言われています。。また、ランナーのスポーツ障害では4番目に多いスポーツ障害であるというデータもあります。
基本的には、過度の負担がアキレス腱に加わり続けることによるオーバーユースであり、アキレス腱に微細な断裂が生じて炎症を引き起こしていると言われています。似ている症状にアキレス腱の周囲に痛みを伴うアキレス腱周囲炎があります。アキレス腱周囲炎はアキレス腱に栄養を供給する組織であるパラテノンの障害をアキレス腱周囲炎と言いますが発症機序や対処法に特に差がないのでここでは同じものとして扱います。
アキレス腱炎の原因は上記にも記載しましたが「過度の負担=オーバーユース」でアキレス腱に微細断裂が起こった結果、炎症を起こしている状態のことを言います。
ではなぜアキレス腱に微細損傷が起こるのでしょうか!?
アキレス腱の柔軟性が無いからでしょうか…!?
それはアキレス腱の問題ではなくふくらはぎの筋肉の問題です!!
アキレス腱はふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が踵の骨に付く部分で腱と言われる硬い組織になります。(=アキレス腱)
腱にはそもそも柔軟性はないです!アキレス腱がふにゃふにゃに柔らかい人はいません!!
それは腓腹筋・ヒラメ筋の筋肉の柔軟性がある人とない人がいるからです。
アキレス腱の柔軟性に個人差はさほどないです。しかし、ふくらはぎの筋肉の柔軟性には個人差があります。
筋肉は良く動く部分(筋腹:筋肉の中央部)とあまり動かない部分(腱:骨に付く部分)があります。一般的に柔軟性が高いというのは筋腹が柔らかわいことを指します。筋腹の柔軟性が有ると筋肉の伸縮はスムーズに行われますが、筋腹に柔軟性がないと上手に筋肉が伸縮出来ません。柔軟性が乏しい筋肉で負担が加わり続けると筋肉が骨に付着する部分(腱)に負担が加わり続けます。その結果、アキレス腱は微細断裂を起こし炎症を起します。
柔軟性の低下を招いている一番の原因として【トリガーポイント】というものがあります。トリガーポイントとは筋肉内にある《シコリ》です。これがあるとストレッチなどのケアをして柔軟性を高めようとしても一箇所だけ筋肉の硬さがあるのでしっかり筋肉が伸びません!!(自覚症状はあまりないです)なのでストレッチなどをしても根本的な解決にはならないことが多いです。
まずはアキレス腱炎を引き起こすきっかけとなっているトリガーポイントを取り除く必要があります。
ただし、トリガーポイントを正確に見つけ出すためには動診や触診という高度な技術と知識が必要です。
そして、トリガーポイントを見つけ出したらトリガーポイントを緩める手技治療と筋肉の奥深くまで刺激して根本の痛みや原因を取り除くことの出来る鍼治療やハイボルト治療などの治療器を用いて治療を行う必要があります。
平川接骨院グループではアキレス腱炎などのスポーツ障害の治療を得意としています。
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平川接骨院 佐野哲也