オスグッドは治るのか?
2025/02/06 | カテゴリー:スタッフブログ
今回はスポーツをされているお子さんに多い膝下の痛み、オスグッドについてです。
オスグッドとはオスグッドシュラッター病(OSD)といい成長期の10〜15歳の小・中学生に多く、
ジャンプやダッシュ、キック動作が多いスポーツをしてる人に発生しやすいと言われています。
成長期に激しい運動等によるストレスが、膝蓋靱帯の付着部である脛骨粗面(お皿の下)に集中することにより、
炎症や軟骨の部分的な剥離や変形を起こしてしまっている状態です。
オスグッドには太ももに前にある大腿四頭筋という筋肉が大きく関わってきます。
なぜ太ももの筋肉が膝の下の痛みと関係があるのかというと、
この大腿四頭筋という筋肉は股関節から膝蓋骨(お皿)の手前で腱に変わり膝の下までくっ付いています。
この筋肉に牽引力が掛かることで、膝蓋靱帯が同時に強く引っ張られます。
その結果、脛骨粗面に大きな負担が掛かってしまいます。
大腿四頭筋に牽引力が掛かってしまう原因として
①骨の急激な成長に筋肉の成長が追いつかない
成長期による骨の急激な成長に対し、筋肉の成長が追い付かなくなってしまいます。
これにより筋肉が緊張し柔軟性が低下し、膝蓋靭帯にストレスが掛かって痛みを出してしまいます。
②筋肉の酷使
成長期に激しい運動等で筋肉を酷使することにより、筋肉に疲労が溜まってしまいます。
疲労が溜まると筋肉は緊張し硬くなってしまい、柔軟性が低下してしまいます。
症状としては、
・運動時痛
・熱感、腫脹
・膝蓋靱帯及び脛骨粗面(お皿の下)の痛み、圧痛
・脛骨粗面の隆起
などがあります。
ケアの方法として
熱感や腫脹が見られる際や、運動後はアイシングが効果的です。
また大腿四頭筋のストレッチをこまめに行うことで予防も出来ます。
このオスグッドは筋肉の硬さが原因なので、治療をして筋肉を柔らかくすれば痛みが改善します!
「どうしてもスポーツをしたいけど、膝が痛くてできない…」
「大事な試合までには治したい…」
お悩みの方は一度平川接骨院にご相談ください!
本院 別所千夏