「胸郭出口症候群」 〜 本当の原因は?
胸郭出口症候群の一般的な症状は腕や手のしびれや冷感、違和感が主な症状であり、特につり革につかまっている時やドライヤーで髪を乾かしている時など、手を上にあげている状態が続くときに症状が出現しやすいとされています。
女性のなで肩の方に多く。職業では教師や美容師に多いとされています。
手のしびれやだるさ、違和感を感じるので、同じような症状の頸椎椎間板ヘルニアや手根管症候群と診断されることも少なくありません。
なぜなら、神経が圧迫されて症状が出現するのであれば、足の裏は常にしびれているとは思いませんか!?
足の裏にももちろん神経が通っています。足の裏の神経は、立っている時や歩いている時は足の裏の神経は自分の体重によって圧迫された状態になっています。神経がもし圧迫により症状が出るのであれば、足の裏は常にしびれを感じるはずです。
また神経に何か異常が場合出現する症状は麻痺です。麻痺とは、手が動かないとか握れないと言った、いわゆる運動障害です。手がしびれるとか手が冷たくなる、違和感がある等は、運動障害ではありません。なので神経の障害ではありません。
では本当の手のしびれや違和感の原因は…?
それは筋肉です!!
どこの筋肉かというと、斜角筋や小胸筋といった筋肉です。

ここだけの説明では、結局筋肉が神経を圧迫していることが原因なのでしょう!?だから斜角筋症候群や小胸筋症候群といった症状名になるのでしょう!?と、なると思いますが、先程の説明を思い出してください。
原因は神経ではないのです!!
一般的な原因は、斜角筋や小胸筋で神経を圧迫して症状が出現しているといわれていますが、何度も説明しますが、神経の圧迫が症状を出すのではありません。症状を出す原因は、筋肉自体に原因があるのです。もっと正しくお伝えすると、筋肉の中のトリガーポイントという筋肉のシコリです。
トリガーポイントというのは、筋肉の緊張が続いた状態で生活していたり、何かの外傷や外力をきっかけに出来るとされています。このトリガーポイントが筋肉内に出来るとトリガーポイントのあるところだけではなく、違う場所に症状が出現します。
上の図は斜角筋と小胸筋のトリガーポイントがある場合に出現する症状の範囲です。
胸郭出口症候群と診断された方が良く症状を感じられる場所とほとんど同じではないでしょうか!?説明の違いは神経が原因か!?筋肉が原因か!?です。
もう一度お伝えしますが胸郭出口症候群の原因は筋肉内のトリガーポイントが原因です!!
当院では、原因を突き止め「トリガーポイント」へ確実に届く、 あなたに最も効果的な施術メニューをご提案させていただきます。腕や手、肩の痛みやしびれなどの症状でお困りのことがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。