首こり
兵庫でお困りの方へ

「首こり」 とは?

首のコリは、現代社会において非常に多くの人が悩まされている一般的な症状です。一日中デスクワークをする方、スマートフォンを長時間使用する方、あるいは運転を生業とする方など、特定の姿勢を長時間維持するライフスタイルを送る人に特に多く見られます。

一般的な首コリの症状は多岐にわたります。
まず挙げられるのは、首から肩にかけての重苦しさやだるさです。これはまるで重いものが乗っているかのような不快感で、一日中つきまとうことがあります。
次に、首を動かしたときの痛みや可動域の制限です。上を向く、下を向く、左右に振り向くといった日常的な動作がスムーズに行えなくなり、無理に動かそうとすると痛みが走ることがあります。

さらに、多くの人が経験するのが寝違えの頻発です。朝起きたときに首が動かせないほどの激痛が走り、数日間つらい思いをすることがあります。これは、寝ている間に不自然な姿勢が続くことで首の筋肉に負担がかかり、炎症や筋肉の攣縮を引き起こすためです。

首コリが進行すると、首や肩だけでなく、頭痛やめまい、吐き気といった全身症状を伴うことも少なくありません。特に、首の付け根や後頭部に痛みを感じる緊張型頭痛は、首コリが原因で発症する代表的な症状です。また、手や腕にしびれやだるさを感じるケースもあります。これは、首の筋肉の緊張が神経を圧迫することで起こり得る症状です。

これらの症状は、日常生活の質を著しく低下させ、集中力の低下や不眠などにもつながることがあります。単なる「コリ」と軽視せず、適切な対処をすることが重要です。

「首こり」 〜 本当の原因

「首がこる」と感じたとき、多くの人が思い浮かべるのは「姿勢が悪いから」「疲れているから」といった漠然とした理由かもしれません。しかし、平川接骨院が考える首コリの本当の原因は、筋肉の奥深くに潜む「トリガーポイント」にあります。

トリガーポイントとは、筋肉の繊維が異常に収縮してできる硬いしこりのような部分のことです。これは、筋肉が持続的なストレスを受けたり、繰り返し同じ動作を行うことで、血流が悪くなり、酸素や栄養が不足することで形成されます。一度トリガーポイントができると、その部分は常に緊張した状態になり、痛みやだるさ、可動域の制限を引き起こします。

重要なのは、トリガーポイントが引き起こす痛みは、そのトリガーポイントがある場所だけでなく、離れた場所にも放散するという特性を持っていることです。例えば、首の筋肉にできたトリガーポイントが、肩や背中、腕、さらには手先にしびれやだるさを引き起こすことがあります。また、首のトリガーポイントが原因で、頭痛や目の奥の痛み、めまいなどの症状が現れることも少なくありません。

従来の画像診断（レントゲンやMRI）では、骨の異常や神経の圧迫などは確認できますが、筋肉内部のトリガーポイントは映し出されません。そのため、一般的な整形外科を受診しても「異常なし」と診断されたり、シップや痛み止めで一時的に症状を抑える治療しか受けられないケースが多くあります。しかし、根本原因であるトリガーポイントが放置されるため、症状が改善されず、慢性化してしまうのです。

平川接骨院グループでは、このトリガーポイントこそが首コリの本当の原因であり、これを的確に特定し、解消することが根本治療につながると考えています。

「首こり」 〜 原因となる筋肉とその理由

首コリの主な原因となるのは、首や肩、背中にかけて広がる複数の筋肉です。これらの筋肉に負担がかかり、トリガーポイントが形成されることで、様々な症状が引き起こされます。

特に首コリに深く関わる代表的な筋肉とその理由は以下の通りです。

僧帽筋（そうぼうきん）

首の後ろから肩、背中にかけて広がる大きな筋肉です。主に肩甲骨を動かしたり、首を支えたりする役割を担っています。デスクワークやスマートフォンの使用など、頭を前に突き出す姿勢が続くことで、常に頭の重さ（約5kg）を支えるために過度な緊張を強いられます。これにより血流が悪くなり、トリガーポイントが形成されやすくなります。首の付け根から肩にかけての広範囲なだるさや重さの原因となることが多いです。

肩甲挙筋（けんこうきょきん）

首の骨から肩甲骨にかけてつながる筋肉です。肩甲骨を上方に引き上げたり、首を横に傾けたりする動作に関与します。猫背の姿勢や、腕を前に出して作業する際に、この筋肉が常に引っ張られ、過剰に緊張します。特に、約5kgある頭部を前方に傾けることで、肩甲挙筋には約35kgもの負担がかかると言われています。この持続的な負担が、筋肉の疲労、老廃物の蓄積、血行不良を引き起こし、筋硬結やトリガーポイントを形成する主要な原因となります。寝違えの痛みの原因となることも多い筋肉です。

頭板状筋（とうばんじょうきん）・
頸板状筋（けいばんじょうきん）

首の後ろにある深い層の筋肉で、首を後ろに反らしたり、回したりする動作に関わります。これらの筋肉は、姿勢の維持において重要な役割を果たすため、常に微細な調整を行っています。長時間の不良姿勢やストレスによって、これらの深層筋にも負担がかかり、トリガーポイントが形成されることがあります。特に、首の奥の方からくる重い痛みや、頭痛の原因となることがあります。

胸鎖乳突筋（きょうさにゅうとつきん）

首の側面にある筋肉で、頭を回したり、うなずいたりする動作に関わります。意外に思われるかもしれませんが、この筋肉のトリガーポイントが、めまいや吐き気、目の奥の痛みといった症状を引き起こすことがあります。特に、パソコン画面を斜めから見たり、 横向きに寝てテレビを見たりする習慣がある人に負担がかかりやすい筋肉です。

これらの筋肉が持続的に緊張することで、筋肉内に筋硬結（きんこうけつ）と呼ばれる硬いしこりができます。
この筋硬結は、血液の流れを阻害し、筋肉に必要な酸素や栄養素が十分に供給されなくなります。その結果、筋肉細胞は酸欠状態となり、痛み物質が蓄積することで、さらなる痛みを引き起こすという悪循環に陥ります。
この悪循環が慢性的な首コリの正体なのです。

平川接骨院グループでは、痛みの原因を突き止め「トリガーポイント」へ確実に届く、 あなたに最も効果的な施術メニューをご提案させていただきます。首の痛みやしびれなどの症状でお困りのことがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。