ばね指
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「ばね指」 〜 症状

ばね指は、男女ともに見られ、特に更年期、妊娠中、および授乳中の女性によく発生します。両手のどの指にも起こりますが、親指、中指、薬指によく見られます。症状は朝方に強くでることがあり、時間が経過すると緩和していきます。

初期症状では、指を曲げようとするとMP関節（指の付け根側の関節）やPIP関節（指の中ほどの関節）の一部に痛みが生じ、十分に伸ばすことができません。指を伸ばそうとすると、引っかかる感覚やばねのような感触があり、痛みがある場合とない場合があります。

進行すると、指が曲がったまま全く伸ばせなくなることもあり、逆に伸びきったまま曲がらなくなることもあります。また、経過が長いと、隣の指も影響を受けて動きにくくなることがあります。

「ばね指」 〜 症状の原因

ばね指の主な原因は手の使い過ぎであり、特に手指の腱や腱鞘に長時間負荷がかかることで炎症が生じます。

ばね指の原因になりやすいと言われているのは、手指に反復的な動作や持久的なストレスをかけるキーボードやマウスの操作、ゴルフやテニスなどの手を多く使うスポーツ、ピアノや他の楽器の演奏、または家事(洗濯や洗い物)などがあります。

また女性の場合は妊娠中、出産後、更年期など、ホルモンバランスが大きく変化する時期に血行不良が生じ、ばね指を発症しやすくなると考えられています。

「ばね指」 〜 類似する症状