原因はなに?
つまり神経が圧迫しているのではなくその他の何かが圧迫されてしびれが出ているのです。
その正体は血管です。
正座を続けると足の先がしびれてきますよね?
これは膝の裏の血管が圧迫されて足先に酸素が流れていない結果、このままだと細胞が死んでしまうので危険信号としてしびれていると脳が感じます。
このメカニズムが腕の筋肉の中で起こって血管が圧迫されて酸欠になり痺れてしまうのです。
要するに神経の圧迫ではなく、筋肉が硬くなり奥の血管の圧迫です。 治療は筋肉の血流を改善させることで症状が緩和されます。
手根管症候群と診断された患者さんは腕を揉むと少し楽になると仰います。
気休めかなぁと思っている方も多いですが、圧迫が起きているのは手首より肘の近くにあることが多いです。
この図のようにトリガーポイントと言って筋肉の中に凝り固まった所が出来上がり、そこが手の先に痺れを発生させます。

筋肉が原因?!とびっくりされますが、私たちは毎日筋肉を使って体を動かしています。
病院には筋肉科がありませんよね? ということはこの筋肉に問題があっても詳しく診ていないので原因が不明確で終わっているのです。