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痛みは時間が経つほど慢性化する?

こんにちは、平川接骨院/針灸治療院グループです。

「痛みは放っておけば自然に治る」と思っていませんか?
ところがそのままにしていると、別の部位にまで影響が出てしまうことがあります。

今回は、肩の痛みが時間とともにしびれへとつながったケースをご紹介します。

肩の痛みと指先のしびれ

 

主訴:右肩と腕の痛み、肘から第1~3指の痺れ・上腕のだるさ

職業:パート

年齢:66

性別:女性

スポーツ歴:週に一回の運動

 

主訴:普段から肩こりがあり、1か月前に無理な姿勢が短時間だが続くことがあり翌日になって、右肩と腕の痛み、上腕のだるさが出現。

また仕事が販売業のため常に立位で、姿勢を気にして立っているがその状態が長時間つづくと症状が出てくる。日が経つにつれて痛みがきつくなり、その後右の肘から指先にかけて痺れも出てきた。

 

背景:1か月前に満員のバスの中でつり革を掴んでおり、その場から動くことが出来ず無理な姿勢が15分以上続いた。

その時は症状は出なかったが、翌日になって仕事中に肩と腕の痛みが出た。

また症状がでてから2週間後に痺れも発症。

このままでは更に他のところにも症状がでて来るのではないかと不安に思い来院された。

 

検査:首を回旋すると痛みが出現。

 

触診:右の肩甲挙筋に圧痛。前腕伸筋群を押すとだるさが再現される。

 

考察:普段から肩こりかあり、手をダランと下に下ろして脱力した時や、長時間同じ姿勢が続いた時に症状が悪化するというところから、負担が常にかかり続けていて硬くなっていた肩甲挙筋にバスの中での無理な姿勢を強いられたことにより過度な負担がかかり発症したものだと考えられる。

また2週間経ってから肘から指先にかけて痺れが出てきた事については、肩や腕の痛みをかばうあまり、普段以上に前腕に力が入り酷使した結果発症した。

 

治療:横向きで肩甲挙筋、仰向けで前腕伸筋群の手技を行い、特に痛みの強い肩甲挙筋に対してハイボルト治療を行った。

肩の症状がでて時間が経ってから痺れが出てきており、この痺れは二次性のものと考えられる為、肩をメインで治療した。

 

セルフケア:肩の緊張をとるために体を冷やさないように、温めるようお風呂に浸かることを指導。

 

 

「時間がたてば治るだろう・・・」と放っておくと、今回のように他のところをかばった動きによって二次性に症状が出てくる場合があります。

時間がたつほどに症状が慢性化してしまい症状を取るのにも時間がかかってしまうので、痛みやしびれといった体からのSOSを放っておかずに症状が出たときはすぐに診せてください!

 

肩こりについてはこちら

しびれについてはこちら

治療について詳しくはこちら

 

山科椥辻院 初谷

 

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