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腰痛を予防するための正しい荷物の持ち上げ方とは

こんにちは!平川接骨院/針灸治療院グループ 柔道整復師の林です。

梅雨が明け蝉の鳴き声も少しずつ増えてきましたね。
大雨の災害での復旧も毎日のように行なわれていますが、この暑さですと熱中症が心配です。
物を外に運び出したり、固まった土砂を掘り起こしたりとかなりの重労働です。
休憩を取りながら作業を行なって下さい。

復旧作業を行なっている方だけではなく、連日のように重たい物を持ち上げている方も多いと思います。
今回は、腰痛を予防するための正しい荷物の持ち上げ方についてご紹介致します。

林 宏和はやし ひろかず

【経歴】
2007.04 平川接骨院 入社
2012年7月 久我の杜平川接骨院 院長
2018年6月 平川接骨院 本院 院長
2019年4月~ 人材部部長
関西で26店舗の平川整体院グループ人材部部長/業界歴18年、全国の学生採用から入社後の技術研修、教育を担当

【国家資格】
柔道整復師 鍼灸師免許 取得/体表解剖学研究会 修了/社内体表解剖研修 担当/ハワイ大学人体解剖研修 修了/韓国大田大学人体解剖研修 修了

悪い荷物の持ち上げ方悪い荷物の持ち上げ方は写真のような持ち上げ方です。

膝を伸ばしたまま持ち上げてしまうと、腰を深く曲げることになるので脊柱起立筋という背部にある大きな筋肉を使うため腰に負担がかかってしまいます。

 

脊柱起立筋は、首から仙骨(骨盤の骨)までつく大きな筋肉で、姿勢の維持や腰を反らすような動作で使います。

膝を伸ばしたまま荷物を取るのに前屈みになると、重心が前に移動するので前に身体が倒れすぎるのを防ぐために脊柱起立筋は伸ばされながらも力が入ります(遠心性収縮)。

 

その状態から上半身を起こすと、脊柱起立筋に力が入り(求心性収縮)上半身を使って持ち上げることになってしまうので、腰に負担がかかるのです。

この繰り返しの動作によって脊柱起立筋か徐々に硬くなると、周りの毛細血管を圧迫し血流が悪くなり、筋肉が酸欠・栄養不足になることで痛みを感じてしまいます。

 

また、柔軟性のない硬い筋肉のままで悪い持ち方をしてしまうと、前屈みになった際に柔軟性のない脊柱起立筋が無理に伸ばされてしまい、いわゆるギックリ腰になってしまいます。

 

正しい荷物の持ち上げ方では、正しい荷物の持ち上げ方とは一体どんな持ち上げ方なのでしょうか。

 

正しい荷物の持ち上げ方とは、写真のような持ち上げ方です。

ポイントは膝です。

悪い持ち上げ方に記載しているように、膝を伸ばした状態で腰を曲げて持つことで脊柱起立筋に負担がかかり痛みの原因になってしまうので、膝を曲げてしゃがむことが重要になってきます。

 

手順は以下の通りです。

まず、足を肩幅に開きます。次になるべく荷物に近づきしゃがみます。

この状態から膝を伸ばして立ち上がります。

膝の屈伸を使うことで、上半身の前後への動きが減るため腰にかかる負担が大幅に減ります。

 

まとめ

いかがでしたか?

分かってはいるけど、ついつい…

面倒くさいしな…

と思っている方もいるかとは思いますが、普段の荷物の持ち方を意識するだけで腰痛を予防することができますので、ぜひ今日から気をつけてみて下さい!!

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