妊娠中・産後に手首や指が痛くなる原因は大きく分けて3つが挙げられます。
①女性ホルモンの影響
生理前や妊娠3ヶ月〜出産後2・3日の間にリラキシンというホルモンが分泌されます。
リラキシンの働きは出産時に赤ちゃんの大きな頭が産道を通りやすくする為に 骨盤の恥骨結合にある靭帯を緩めることです。 
ただ、リラキシンの働きは出産に関する部分の靭帯を緩めることだけでなく全身の靭帯を緩めてしまい関節が不安定になってしまいます。
その結果不安定になった関節を安定させる為に関節周囲の筋肉に負担がかかり腱鞘炎になり易くなります。
②むくみによる腱の摩擦
むくみとは、体の中の水分が溜まって痛みを伴わずに腫れてしまうことです。
妊婦がむくみやすいのは、体内の血液と水分のバランスが崩れやすいからです。
血液は赤ちゃんに栄養を胎盤を通して運ぶ大切な役割を持っているので、 妊娠中は通常よりも血液量が増加します。
その血液から体液が漏れると皮下組織に水分として溜まってしまいます。
手首の周辺もむくむ為に摩擦が起こり易く腱鞘炎になってしまいます。
③慣れない抱っこや授乳による負担
初産のママは経産婦に比べると罹患率が高いことが分かっています。
これには、まだ育児に慣れていないママの「赤ちゃんの抱き方」が問題です。
そもそも、赤ちゃんの成長はとても早く、片手で抱っこをしながら家事をていると 知らない内にママの腕への負担は大きくなっていきます。
また、赤ちゃんの首がすわっていない間は、ママも抱き方に慣れておらず特に手だけで持ち上げてしまっている場合は負担をかけてしまいます。
しかし、少々の痛みや腫れが起きても、育児を休むことができないのも、 子育てママの辛いところですよね。
「痛いなぁ」と感じながらも、 手首を休めて安静にすることもできないため 気付いた時には腱鞘炎の症状が悪化してしまっているケースも多いのです。
治療法
腱鞘炎が発症してからの時期によって治療法が変わってきますので注意が必要です。
局所に腫れや熱感があるような急性期は氷で患部を15分程冷やすようにしてください。
腫れや熱感などがある程度落ち着いてきたら、使い過ぎにより硬くなった筋肉の 血流を改善していくマッサージ治療も効果的です。
当院ではトリガーポイントリセット整体という深部の筋肉を緩め根本的に腱鞘炎の症状を改善していきます。
キッズ用のスペースもありますので、お子さんと一緒にご来院下さい。
腱鞘炎について詳しくはこちら
南区 本院平川接骨院 山村