痛みを感じる時とは?
筋肉は硬くなれば硬くなるほど痛みが出るかというと、そうではありません。
人間は症状(痛みや痺れ)を感じるとき、ある一線までは何も症状が出ないのに、その線を越えたとたんに症状が出てしまうという特徴があります。
これを『全か無かの法則』といいます。
症状は0か100か、ないかあるかなのです。
症状の出かたは様々ですが、日常生活での姿勢維持や同じ動作の繰り返し、運動による疲労の蓄積などが少しずつ積み重なった結果、ある一線を越えた時に症状が出るのです。(=閾値(いきち)を超える)
決して痛みが出たその日1日だけが原因ではないのです。
※注:けが(骨折、脱臼、打撲、捻挫)は当てはまらない場合があります。
正しい治療ペースとは
では症状を少しでも早く改善するためには何が重要なのでしょうか???
それは「治療のペース」です。
週に1回のペースで治療に通っているけど、治療の後は楽だけど結局元の症状に戻っている!
治療の効果が続かないし通うのはやめた!という経験はありませんか?
その原因として通院ペースが間違っていることが多くあります!
筋肉というのは、日常生活での負担の蓄積(姿勢の維持・同じ動作の繰り返し・スポーツでのケア不足など...骨折・脱臼・打撲・捻挫などのお怪我は当てはまらない場合もあります)によって硬くなり、筋肉が酸欠・栄養不足状態になった結果、痛みの引き金になる筋肉のしこり(=トリガーポイント)ができ、痛みや痺れといった症状を感じます。
当院では、このトリガーポイントを取り除くために血流を改善する治療を行なっていますが、治療後は血流が改善されるので筋肉が柔らかい良い状態になります。
しかし、治療後から次の治療の間に姿勢維持や家事・お仕事など動かないわけにはいかないので、
良い状態になった筋肉にまた負担が蓄積していき、元の硬い状態に戻ってしまうのです、、、。
特に症状を感じている間は『症状不安定期』といい、元の悪い状態に戻りやすくなってしまいます。
ですので、今は楽だから!といって治療の間隔を空けていてもなかなか症状が改善しないのはその為です。(下図、オレンジ線)
治療後の筋肉が良い状態になっている内に次の治療をすることで、
筋肉は少しずつ柔らかい状態を取り戻していき症状も改善していきます。
症状が無くなると『症状安定期』といい、筋肉は柔らかい状態に戻っているので、日常生活での負担がかかっても元の良い状態に戻れるようになります。
この症状安定期に入ってからは少しずつ治療の間隔を空けていきます。
そして、当院の治療のゴールでもある『1週間治療をしなくても痛みや痺れのない状態、繰り返さない状態』を目指していくのです。(下図、青線)
早く治るためには、治療内容も大切ですが、治療ペースが非常に重要になります!!
まとめ
平川接骨院では少しでも症状が早く改善し、症状を繰り返しにくい状態になる通院ペースをお伝えさせて頂いています!!