ぎっくり腰の原因とは?
朝起きた時やくしゃみをした瞬間、物を取ろうと少し前屈みになった瞬間など、ぎっくり腰は色んな場面で起こってしまいます。
「え?こんなことで?」という動作でも起こるのがぎっくり腰ですが、実はぎっくり腰の原因は日常生活での負担の蓄積なのです。
腰の筋肉というのは主に姿勢を維持する働きと腰を反らす時に働きます。長時間のデスクワークや立ち仕事、運転などで同じ姿勢を維持していると筋肉にはどんどん負担が蓄積していきます。また、前屈みや中腰が多いお仕事も上体をその位置で維持するために腰の筋肉を使い続けることになります。重い物を持ち上げる動作も同様に、上体を起こそうとする時に腰の筋肉を使います。
このように、腰の筋肉は日常生活の中でかなり酷使しているのです。
そもそも筋肉というのは、筋肉の周りにある毛細血管から酸素や栄養素を供給されることで柔軟性のある良い状態を保っています。しかし、日常生活で毎日のように腰の筋肉を使っていると疲労物質が溜まってしまい、その疲労物質が酸素や栄養素の供給を妨害してしまいます。さらに、姿勢を維持するために腰の筋肉に力を入れ続けていると、力の入った腰の筋肉が周りの毛細血管を圧迫してしまし血流が悪くなるため、筋肉に充分な酸素や栄養素が行き届かなくなります。
こうして腰の筋肉が酸欠状態・栄養不足状態になり、柔軟性のない硬い筋肉になってしまします。その結果、朝起きた時やくしゃみをした瞬間、物を取ろうと少し前屈みになった瞬間など、何気ない動作で筋肉に異常な収縮や緊張が生じてしまい腰に強い痛みを感じるのです。
なぜぎっくり腰は繰り返してしまうの?
「ぎっくり腰に一度なると癖になってしまう」というのは大きな間違いです。
ぎっくり腰が癖になってしまう理由はただひとつです!それは、痛みが取れただけで筋肉が柔軟性のある元の良い状態に戻ってないからです!!
例えば、手や足に傷ができたとします。この傷は、血が出て痛みを感じているときはまだ治ったとは言いきれません。傷は次第にかさぶたになり、かさぶたが剥がれてきれいな皮膚に変わりようやく治ったと言いきれます。かさぶたの段階で痛みはなくなっていますよね?でも、このかさぶたを剥がしてしまったら…また深い傷になり治るまでにも倍の時間がかかります。
実はぎっくり腰も同じなのです。筋肉なのでどういう状態かは見ることはできません。だから私たちは『痛みがあるかないか』で『治った』『治ってない』を判断してしまうのです。
痛みがなくなってもそれはまだかさぶた状態です。痛みがなくなったから治ったんだと判断してしまうと、元の良い状態に戻れてない筋肉にまた日常での負担が蓄積してしまい、また何気ない動作でぎっくり腰を繰り返してしまいます。
癖にならないために重要なことは?
ぎっくり腰を繰り返さないために重要なことはズバリ!!痛みの原因を見つけ適切な治療を行うことです!!
前にも述べたように、ぎっくり腰の原因は日常生活の負担による筋肉の硬さです。なので、筋肉に対して治療を行うことが一番重要です。
具体的には血流を促すことです。ぎっくり腰と聞くと、血流を促すことは良くないんじゃないか。と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、ぎっくり腰の原因である筋肉の緊張(硬さ)をとるためには血流を促し、筋肉に酸素や栄養素を運び元の柔らかい状態に戻してあげることがぎっくり腰を治しきるためには必要なのです。
まとめ
いかがでしたか?
ぎっくり腰になっても、確かに安静にしていれば日にちとともに痛みも和らいできます。
しかしそれではまた繰り返してしまいますので、『痛みがなくなる=完治』ではなく、繰り返さないために筋肉に対しても治療をすることが重要です。
ぎっくり腰を繰り返している方、根本的に治したい方、ぎっくり腰でお悩みの方はいつでもお気軽にご相談ください!!
辛いぎっくり腰と縁を切りましょう!!!!!!!