手術が必要な腰痛とは
手術が必要な腰痛は、結論から言うと『ヘルニア』でも『脊柱管狭窄症』でもなく『馬尾(ばび)神経症状』の出ている腰痛です!!
「何?それ。」
と思う方もいらっしゃると思いますので、馬尾神経症状については後ほど詳しくお話ししたいと思います。
ヘルニアや脊柱管狭窄症の原因は、神経の圧迫が原因ではなく『トリガーポイント』と呼ばれる筋肉のしこりです。
そもそも本当に神経の圧迫が原因であればお医者さんは
「今すぐにでも手術をしましょう!」
というはずですが、実際には
「痛み止めと湿布で様子をみましょう。」
と言われている方がほとんどです。
また、実際に手術を受けても完治という保証はなく、症状が良くなった方もいれば全く変わらないという方もおられます。
では冒頭でもお話しした手術が必要な『馬尾神経症状』とは一体どんな症状なのかをお話ししていきます。
馬尾神経症候群について
先ず『馬尾(ばび)神経』とは腰と仙骨部の脊髄神経の束が馬の尻尾に似ていることから『馬尾神経』と呼ばれています。
この馬尾神経が何らかの原因によって圧迫されることで馬尾神経症状が出てきます。
馬尾神経は圧迫を受けると膀胱直腸障害が起こり緊急を要します。
馬尾神経症候群の主な症状としては
☑膀胱直腸障害=尿閉・尿失禁などの排尿障害、便秘・便失禁などの排便障害
☑下肢、会陰部の知覚障害
☑性機能障害
☑下肢の運動麻痺(自分の意思では動かせない)
です。
以上の症状が出た場合は馬尾症候群が疑われます。
馬尾症候群が出た場合は症状が出てから24~48時間を経過すると神経症状の回復が不良となるため緊急手術の対象となります。
速やかに専門機関を受診するようにして下さい!!
馬尾症候群の原因としては
・硬膜外血腫
・交通事故
・ヘルニアや脊柱管狭窄症
・細菌の感染
です。
まとめ
いかがでしたか?
手術が必要な腰痛とは『馬尾神経症状』の出ている腰痛です。
ヘルニアや脊柱管狭窄症の原因のほとんどは『トリガーポイント』と呼ばれる筋肉の硬さですので、原因となっているトリガーポイントを見つけて治療をすれば必ず症状は改善されます!
「手術しか治る方法がないと言われた」
「手術と言われたけど手術はしたくない」
という方は一度当院にご相談下さい!!