ばね指の原因
バネ指は指を曲げるための鍵に異常が起こり症状を引き起こすものをいいます。
このバネ指は主に指の使いすぎによりおこり、指の腱とその腱を固定しているバンドのような役割を果たす腱鞘と言うものが擦れあい炎症反応起こします。
これが長期に渡ると腱は肥厚しバンドの役割を果たす腱鞘を通ることができず、引っかかってしまいます。
それを無理に曲げ伸ばしする際に肥厚した腱が腱鞘を勢いよく通り抜けるため、あたかもばねのように指が動くのです。
ばね指が朝に引っかかりやすい理由
ではなぜばね指は朝になると引っかかりやすくなるのでしょうか?
その理由はズバリ筋肉の血流量に関係しています。
実は人の身体は朝と昼以降では筋肉の血流量に大きな差があります。
昼間は筋肉を動かしエネルギーを使うため筋肉内の血流量は高くなり、寝ている間は筋肉をほとんど使っておらず、脳や内臓へ機能回復の為に血液が多く集まります。
結果、朝起きたばかりの筋肉の血液量は格段に下がり動きが悪くなります。
そして、指の腱は前腕の筋肉が細く硬い繊維になったものですので、筋肉の血流量に比例して動きが悪くなりこの引っかかりが強くなってしまうのです。
こうならない為にも指をよく使う方はまずストレッチなどを行いゆっくりと血流を改善させたのちにいつも通りの運動を行うことをお勧めします。
また日頃からこまめに休めるようにして下さいね。
まとめ
このようにばね指は一日の中で症状の変化が起こりますが、それは血流量の違いによって起こることをお分かりいただけましたでしょうか?
治療を始めて朝の症状が軽くなってくると、治る日も近いかもしれません。
指の運動は日常生活で欠かせないものですので簡単に治るものではありませんが根気よく治療を続け、ばね指になっていない方は症状が出ないうちに温めたりストレッチをしたりと予防を怠らないようにお願い致します。